Early 2009 20インチiMacの液晶ディスプレイ
前回はバックライトに使われている冷陰極管(CCFL)、およびインバーターについて、
その供給電圧、ケーブルのピン配列などを確認しました。
次は確認できた条件にあったLEDインバーターとバックライト用LEDを探さねばなりません。
バックライト用LED
今回改造を施そうとしているiMacのバックライトは細い冷陰極管(CCFL)2本を1セットとして、ディスプレイ上部と下部の2箇所についています。
(そこまでバラしていないのでまだ実際に見てはいないのですが)
LED化するにはそのバックライトを冷陰極管からLEDのものへと変更し、
インバーターもLED用のものに変えれば良いと言う事になります。
ただどういうものを買えば良いのかよくわかりません。
「LEDテープライト」や「LEDシート」などで検索すると情報は出てきますが・・・
うんなんか違う気がする。
照明器具として使う感じがしますし、
配置されているLEDの間隔なんかもあってちょっと無理かな、バックライトとしては。
そんな中、ズバリな商品を見つけました。
スティック型LEDです。
aitendo
LEDバックライト [LED-BL]
販売価格: 295円~395円(税別)
プリント基板にSMDチップLEDを取り付けたスティック型LED、従来の冷陰極灯管の代替品として使用できるが、照明ランプとしても大活躍、専用LEDインバータに接続するためのリード線(長さ:150mm)と端子(BHSR-02VS-1)付き、寸法:WL=150mm、H=2.0mm、W=1.45mm、長さ(L)はバリエーションよりお選び頂けます
(画像・説明:商品ページより引用)
でも 380mm までしか長さが選べない?
・・・と思ったら600mmサイズのものもあったのでそれを選択。
LEDバックライト [LED-BL-4X]
販売価格: 900円(税別)
欲しいのは 約450mm ですから長さは一応足ります。
LED3個で1セットのようなので、キリがいいところで必要な長さに切ればいけるかと。
問題は切った結果どれだけ 446mm に近づけるかということかな。
LEDインバーター
さらにLEDを点灯させるためにはインバーターも必要です。
こちらも先日測った電圧にほぼドンピシャなインバーターを発見しました。
LEDバックライトインバータ [INV6113V12P4]
LEDバックライトインバータ [INV6113V12P4]
販売価格: 395円(税別)
LEDドライバーDF6113をベースで作ったパワーLED点灯用電源基板、調光機能付き、液晶バックライト用に特化した仕様、ノートパソコンに組み込んでバックライトのLED化に対応できる、入力:1.25mmピッチ4Pコネクタ、インターフェースケーブルCB-51021-L150は別売品、出力:LEDバックライトLED-BLの接続に対応、SM02B-BHSS-1-TB(JST社)コネクタ、ピンアサイン:VIN(=電源入力、9〜25V、推奨:12V)、EN(=ON/OFFスイッチ、3〜5Vに接続してONになる、推奨:3V)、GND(=電源の負極)、DIM(=調光、1.1〜3.2Vを加えて明るさを調整)、出力:9V、外形寸法:68x10x5mm、表記価格:1
調光機能も付いていて電圧もほぼ一緒。(1.1〜3.2V:0.9〜3.3v(iMac))
ただ一つ懸念があるとすれば、
現在は冷陰極管が2本付いていて、うち一本が寿命がきて点灯していない、
そのせいで画面下部にグラデーションのような暗さがある事。
そう、単純に言って「2本」ライトが必要なんじゃないかと。
でもこの基盤には1本しかLEDをさせません。
LEDの明るさにもよるだろうけど・・・どうなんだろ?
こればっかりは試してみないとわかりません。
ということで一応、予備としてもう1個違うものも買っておきました。
LEDインバータ [HLT4115V1A]
LEDインバータ [HLT4115V12A]
販売価格: 480円(税別)
ステップダウン高輝度LEDドライバPT4115Eをベースで作ったパワーLED点灯用電源基板、液晶バックライト用に特化した仕様、出力部にパワーMOSFETFDS9435A搭載、入力電源:12VDC、2.0mmピッチ6Pコネクタ、出力:定電流、MAX240mA(合計)、LEDバックライトLED-BLx2本の接続に対応、SM02B-BHSS-1-TB(JST社)コネクタ、本体のみ、外形寸法:76x20x6mm
こちらは2本挿せるものの、調光機能はありません。
つまり取り付けたら一番明るい状態に固定されます。
これまた実際に試して見なければわからないのですが、
不安な点としては
- 2本のLED基盤を光らせて、画面が白飛びしてしまわないか(明るすぎ)
- 幅が 4mm x 2本 なので単純計算して8mm。ケースに収まるの?
この2点。
事前に調べたハウジングの幅(冷陰極管の収められている部分の幅)が 7.6mm らしい。
単純に考えたら入りません。
そのあたりをどう工夫できるか。
その他ケーブルなど
そのほか形状に合わせたコネクターケーブルも一緒に購入しました。
ということで今回購入したのは、
スティック型LED基盤 600mm を2本、
インバーターは調光機能付き1本挿しと、調光機能なしの2本挿しをそれぞれ一つずつとケーブル。
最終的にどちらかしか使わないので結果的に余るものが出てきてしまいますが、まぁその辺は許容範囲かなと。
まとめ
ということで今回は購入した バックライト用LED と LEDインバーター を紹介してみました。
さて、本来ならこのまま実際に置き換える作業となるのですが、
現在はまだ冷陰極管が切れてないのでこの先の作業は行なっていません。
(だんだんやばくなってるけど)
iMacのディスプレイ部分を取り外すのはさして難しくありませんが、
その先の分解となるとちょっと大変みたいなので今はまだ。
埃なんかが入ると結構大変みたいだし、そう何回も開けるわけにはいかない。
結局、
1本のLEDだけで明るさは足りるのか、
2本刺した時のディスプレイの明るさは具合としてどうなのか、
そもそも2本のLEDを並べて配置することが可能なのかどうか。
と言ったあたりでまだ少し不安要素が残ります。
切れたらやろうかなと考えていますが・・・
それまでは様子見かな。
しばらくは。
最後に、
同じ機種でなくとも、他のPC(windows機なんかでも)でバックライトのLED化を考えるのに参考となる部分はあったかと思います。
ただ入力電圧や調光機能なんかは実際に測ってみないとわからない部分がありますので、色々としっかり調べた上で動くことをおすすめします。
今回は以上!
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