VTR250のフロントタイヤ交換。手組みでセルフタイヤ交換その1
タイヤのビード落としが簡単にできる方法について。
ビードブレーカーとか要りません!
(いやあったら勿論便利なんだけど)
先日ネットから購入したタイヤを初めて自分で交換してみました。
最低限の器具だけ使った手組みでのタイヤ交換。
苦労はしましたが大変勉強にもなったので、その記録を記事化(備忘録に)してみます。
まずは最初の難関と思われたタイヤのビード落とし。
苦労すると身構えていましたが簡単に、拍子抜けするほどあっさり終わりました。
ジャッキアップしてフロントホイールを取り外す
まずはフロントホイールを車体から取り外します。
バイク専用のジャッキなど持ってませんので車載のパンタグラフジャッキを使いました。
その辺の詳細はこの記事に。
とはいえ安定的に持ち上げられれば良いので、
いかなる方法でも”安全に”ジャッキアップしてホイールを取り外しましょう。
ブレーキディスクを取り外す
ブレーキディスクを付けたままでも作業はできるようです。
ただその場合、
万が一にもディスクを歪ませたりせぬよう木材で四角い枠を組むなどし、その上で作業した方が良さそうです。
また、別のタイヤの上に乗せても作業できるようですが、バランス崩して地面に接触してディスクを歪めたら余計な出費につながります。こういう場合は急がば回れ、素直にブレーキディスクを外した方がいいような気がします。
取り付ける際には「ネジロック剤」をつけて固定するのでその辺の準備をお忘れなく。
ダンボールを敷き、
6mmの六角(ヘキサゴンソケット)で6本のボルトを緩め、
ブレーキディスクを取り外しました。
固着していた、というかネジロック剤も塗られていたので「浸透潤滑剤 ラスぺネ」をかけつつ舐めないよう慎重に外しました。
ダイソー(100均)のF型クランプ(220円)がビード落としに大活躍!
次にタイヤをホイールから外す作業に移ります。
まずは虫回しでムシ(バルブコア)を外し、空気を抜きます。
勢いでぶっ飛んでいきかねないのでゆっくり慎重に。
F型クランプはダイソーで200円(税込220円)でした。
奥行き5cmの開口部が20cmです。
タイヤレバー等はモノタロウで揃えました。
本当なら3本セットが欲しかったのですが、欠品中とのことだったのでレバー&リムガード2点セットにレバーを1本追加して購入しました。
リムガードはレバーと同様、できれば3つあった方がやりやすいと思います。
ちなみにお値段は
- タイヤレバー グリップ付 リムガードセット 全長290mm 1セット(2組) – ¥1,376(税込)
- タイヤレバー グリップ付[バイク用品] 1本 – ¥593(税込)
- 虫回し – ¥153(税込)
でした。
あれ?200円じゃないの?と思ったかもしれませんが、そこは”ビード落とし用の器具として”、ですので悪しからず。
「ビードブレーカー」なる器具を買わずとも二輪のタイヤくらいならこの方法で十分外せます。
1、当て木をしてF型クランプをはめる
実際の作業に移ります。
2、クランプを押し下げてビードを落とす
ビードをリムから剥がすよう押し下げます。同じく全周に隙間を開けていきます。
あとはレバーでサポートしつつ、クランプを押し下げていけばビードが落ちます。
ビードを落とした部分から両手で体重をかけて押し下げ、全周のビードを落としていけば完了。
同じように反対側のビードも落とせばOK、簡単、楽チンです。
まとめ
無事にタイヤのビードを落とすことができました。
見ての通りヒビも入っている古い硬化したタイヤです。
正直ものすごく苦労するんだろうなぁと思っていましたが、めっちゃ簡単にできました。
他にも木材などで自作のタイヤブレーカーを作っている方や、
パンタジャッキにタイダウンベルト(荷締めベルト)とタイヤをくくりつけて落とす人、
車や立木を使って落とす人など様々ありましたが、
この方法が比較的安価に、そして簡単で楽にできるような気がします。
あとはタイヤを外して交換するだけ。
長くなるのでタイヤ交換自体は次の記事に分けます。
そしてむしろそちらの作業の方が大変でした・・・
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