バイクの点火プラグ交換|緩すぎた?締め付けトルクについて【VTR250】

バイク(2輪もろもろ)
スポンサーリンク

久しぶりにバイクの点火プラグを交換しました。

とくに問題を感じていたわけではなかったのですが、
ずいぶんと長い間交換せずに使い続けていたし、
もろもろ整備したこの機にプラグも交換することしました。

そこで一つ気になったのが締め付けトルクについて
取り外したプラグをよ〜く見てみると一つ気になることが・・・

スポンサーリンク

点火プラグの交換手順

気になること、というのはひとまず置いといてまずは点火プラグの交換手順から。

久しぶりなのもあって何気に忘れてたところもあったので備忘録的な。

1、燃料タンクの固定ボルトを外して浮かせる

VTR250の場合、
フロントはそのまま作業できるのですが、リアがちょっとそのままでは手が入りづらい。
ということで少し浮かせてあげるとちょっとだけ作業しやすくなります。

浮かせるだけなのでタンクから伸びる燃料チューブなどは外さなくてもok

まずは3つの固定ボルトを外します。

シートを取り外したら後ろ側のボルトを取り外し、
タンクボルト

前の二つのボルトも取り外します。
タンクボルト

雑巾などをタンクの下に挟み、付いているチューブに無理がかからない程度にほんの少し持ち上げ&左側へとずらします。
雑巾などをタンクの下に挟み

これでリア側のプラグへと手を伸ばしやすくなります。

スポンサーリンク

2、フロント側の点火プラグを交換する

さてまずはフロント側から。

結構な量、小石が溜まっております
ここに小石や埃なんかが溜まっているとプラグを外した時にプラグホールへと・・・(怖い怖すぎる
小石が溜まって

シリンダー内に落ちでもしたら目も当てられないので、エアコンプレッサーを使って吹き飛ばします。

プラグキャップを引っこ抜く
引っこ抜いてからも念の為エアコンプレッサーで埃を飛ばす。
プラグキャップを引っこ抜く

車載工具のプラグレンチ登場
プラグレンチ

プラグの上からぐっと押し込んで被せたら外していきます。
所有しているソケットレンチが入る空間はないので、少しずつスパナを使って回していくしかない。
スパナを使って回す

取外せました
そんなに消耗してない感じ
点火プラグ

新品点火プラグちゃん登場
CR8EH-9【5666】
CR8EH-9【5666】

手で回せるところまで回して、そこから

  • 新品 :約1/2回転(180°)
  • 再使用:約1/12回転(30°)

(参考サイト:プラグの正しい取り付け方(NGKスパークプラグ製品サイト))

規定量回して締め付ける。
(サービスマニュアルには 1/4回転 締め付けるとの記載あり。)

あとはプラグキャップを「コココ」っと押し被せたら完了。

スポンサーリンク

3、リア側の点火プラグを交換する

次はリア側の点火プラグ。

フロント側に比べてちょっと作業しづらい。
あるのはこの奥だからね。
リア側の点火プラグ

同じようにエアコンプレッサーで小石などを吹き飛ばし、
プラグキャップを引っこ抜く
プラグキャップをはずす

プラグレンチを押し被せたらスパナで緩めて取り外します。

こちらも新品に交換したらプラグキャップを押し被せて作業完了。
プラグキャップ

緩すぎた?点火プラグの締め付けトルクについて

さて交換は無事に完了したのですが、冒頭で触れた点火プラグの締め付けトルクについて。

前回プラグを交換した時にも上記参考サイト(メーカーサイト)をチェックしたような気がしますし、その通りに作業したと思うのです。

ただ今回気になったこと。

手前がリア側なのですが、なんか濡れてるように見えません?
フロント側のプラグは胴部分が経年劣化で白っぽくなっているのに比べてその違いがはっきりわかります。
使用済みプラグ

実際に濡れてはいないのですが、
ガスケットの上の方にまでガス(ガソリン)が漏れ出てきた結果、若干変色しているようにも見えるのです。
使用済みプラグ

交換手順でも触れたようにリア側って手が入らないんです。作業しにくいんです。

なので「まずは指で回して・・・」の段階で締まりが甘くなってしまい、その後規定量回したつもりが結果的には適正なトルクで締めることができていなかったのかも!?などと推測。

また一方ではプラグキャップの防水性能に問題あり?
とも考えられ、しっかりと防水できていなかった結果、下からのガソリンではなく、上に溜まった水による腐食・サビなのかなぁとも思えます。

ただリア側はタンクの真下にあるのでそこに水が溜まるかといえば・・・ん〜どうなんだろ。

ガスケットのすぐ下の部分に色がついているところから見ても、上から落ちてきた水によるものというよりはやはりシリンダー内から漏れ出た結果のようにも見えます。

でも取り外す時に緩々だったことはないし、斜めについていたわけでもないので・・・よくわかりません。
でもやっぱりちょっとだけ緩かったのかな?

ちなみに前回交換したのはなんと9年前。(驚
走行距離にして約2.1万キロでの交換でした。

今回は結局何度か付けたり外したりして、
最終的に手で回して固くなったところから45°(1/8)くらい回して取り付けました。

メーカーの情報では30°(1/12)で良かったらしいのでちょっと締め過ぎですが、許容範囲だと信じて様子を見ます。

スポンサーリンク

まとめ

ということで点火プラグの交換を行いました。

特にかかりが悪いわけでもなく、失火するでもなく、なんら不調を感じていたわけではないのですが、
タイヤやら何やらを交換するために色々買い込んだついでにプラグも購入したので替えました。

トルクレンチが入る隙間があればトルク管理できるのでしょうがそうもいかなかったのでちょっと迷いました。

締め付け過ぎは不要なトラブルになるので気をつけましょう。

再使用するプラグは規定トルクで締付ける。(サービスマニュアルより)
トルク:12N・m(1.2kgf・m)

コメント

タイトルとURLをコピーしました