数日前、VTR250のオイル交換をしたのですが
その際にもともと使っていたホンダG1(10W-30)とDCMブランドの安いオイル(10W-40)を混ぜてしまいました。
粘度の違うオイルを混ぜて果たして大丈夫なのでしょうか・・・
違うグレードのオイルを混ぜるのはダメ?大丈夫?
ということで先に表題の件。
「違うエンジンオイルを混ぜちゃっても平気なの?」というお話。
結論としては・・・大丈夫じゃないかな。
でもケースバイケース。
大丈夫な場合もあるし、ダメな場合も当然ある。
おしなべて本来のオイル性能が発揮できなくなる可能性が高い。
ベースオイル(鉱物油、部分合成油、化学合成油)が異なる場合
結局のところ部分合成油になるので、グレードの高いオイルなんかは性能を十分に発揮できなくなる可能性が高い。
粘度が違う場合
簡単にいうとバランスが崩れる。
より低い方に引っ張られる傾向があり性能が十分に発揮できない。
添加物が混ざることでエンジン内の潤滑性に影響が出ることも。
規格が違う場合
例えばMBやMAなど。
摩擦特性が異なるので混ぜないが吉。クラッチ滑る。
実際のところ
ん〜あまり混ぜない方がいいみたい(そりゃそう)だけど
実際どうなるかはやってみないとわからない。
そして絶対にダメかというと・・・そうでもないような。
場合による、としか言えないのかな。混ざる量にもよるし。
そもそもオイル交換の際にエンジン内に多少のオイルが残るのです。
同じ銘柄・グレードのものを使い続けない限りオイルは必ず混じります。
てことで今回の場合は大丈夫と判断。自己責任。
だってサービスマニュアルを見る限り 10W-40 もしくは 20W-50 のオイルが推奨されているエンジンに 10W-30 のオイルを十数年入れ続けて問題が生じなかったわけですよ。
今回のように指定の粘度に少しやわらかいオイル(G1)が混ざったとしても・・・たぶん大丈夫じゃない?
添加物モリモリのハイグレードオイルじゃないし。
さらに下は10W、つまりマイナス25度に対応しているのは一緒なのです。違いは高温時の硬さだけ。
そしてこれから季節は冬。
うん、問題ない。(はず
発端はエンジンからの「カチカチカチ」という異音
実は最近気になっていることがありまして。
というのもエンジンから「カチカチカチ…」というか「チャチャチャ…」というか、なんかそんな異音が聞こえているのに気がついたのです。
音自体は少し前から聞こえていたような、でもいつからかはよく覚えていないほどのもの。
で、いわゆる「タペット音」というやつかなと、
バルブクリアランス調整が必要なのかな?と、そう思っていたのです。
シックネスゲージ(thickness gauge)買わんといかんかなぁとか。
でも色々調べていくうちに、Youtubeでそのものずばりの動画を見つけてしまいました。
同じVTR250でエンジンからの異音、聞いてみたら全く同じ音。
結論としては
カムチェーンテンショナーの不調
によるものと判明しました。
このエンジンの持病みたいなものだそうです。
テンショナーに逆止弁があり、これが痛むとテンションが維持できずカムチェーンが適切な張りを保てなくなるのだそう。
他車は外から交換できるものもあるようですが、
このエンジンはカムチェーンテンショナーが内部にあるのでヘッドから開けないといけない。厄介極まりない。
オイル交換をサボったりしてるとスラッジなんかが動きを阻害し問題が発生したりするんだそうです。
ただうちのは購入から16年経ってるので経年劣化の方が原因かな。たぶん。
ま、とりあえずヘッドを開ける前にオイル交換からしてみようかと。
安いエンジンオイルを買ってきた
近所のホームセンター、HomacにあるDCMブランドの
4サイクルエンジンオイル MA 10W-40
これが気になっていたのです。
最近(ちょっと前?)HONDAのG1オイルがリニューアルしたじゃないですか。
粘度も確か10W-30から5W-30とかに変わったのかな?
んでもって値段が1.5倍くらいになっちゃった。(´·ω·`)
昔ホンダのディーラーで各種メンテナンスをお願いしていた時、メカニックの方から
「このエンジンは(歴史もあるし)しっかりしているので、こまめにオイル交換さえしていれば長く保ちますよ。G1で全然良いので(キリッ」って言われたのを覚えていまして、最初こそG2を入れたりしたもののその後は安いG1を使い続けてきました。
確かに16年もエンジンを開けることなく、今も普通に回るわけですからそこに嘘はなかったと思います。
でも今までは1L缶2本、2千円程度で済んでいたものが1500円x2で3千円ですよ。1000円も違う。
そこで1本712円/1L(税込)のエンジンオイルなのですよ。
ネットで見ても大型含め色んな車種の方が使っておられる模様。
そして問題なさげ。
これは試してみてもいいかなと。
で、ちゃちゃっと交換したのですが作業中に気がついたのです、あることに。
それはG1オイル(旧)の粘度。
10W-40だと思ってた!(一体いつから錯覚していた!?)
10W-30でしたね。(^^;
古いオイルを抜いた後、まず余っていたG1オイルを入れてしまった。0.5Lくらい。
・・・まぁ入れてしまったものは仕方ない。
気づいてないふりをしつつ後から10W-40のDCMブランドオイルを注ぎ込みました。
規定の量に達したら完了。(約1.9L)
(交換手順を見たい方はこちら)
まとめ
一応交換してからの話をしますと、音は少し小さくなりました。
フィーリングも悪くありません。
問題なさそう。
前回交換してから2700kmしか走ってないとは言え、
1年半くらい経っていたので交換してよかったかな。
そしてまた3000km走ったくらいで交換すれば問題ないかと。
ちなみに鉄粉などは付いてませんでした
マグネットドレンボルト
ただ根本的な解決ではないのでカムチェーンテンショナーの交換等、可能なら修理しておきたいところ。
テンショナーが高いので様子見としますが。
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