印西大師は四国八十八ヶ所のお寺(霊場)を巡る「四国お遍路」のご当地版です。
いわゆる「お遍路さん」と呼ばれる巡礼者が巡るものですね。
北は北海道、南は九州まで全国各地に四国の霊場を模した大師講が存在しています。
千葉県内においてはおよそ40例の大師講が存在したようです。
しかしながらその巡拝が途絶えたものも少なくはないようで・・・
大師講とは
そもそも「大師講」とは?
幾つか意味があるようです。
広辞苑などによれば、
- (冒頭に述べた)いわゆる八十八ヶ所の霊場を巡る「講(結社または結社による行事・会合)」
- 中国で天台宗を開いた天台大師智顗[ちぎ](或いは智者とも)の忌日、ないしは天台宗 伝教大師(最澄)、真言宗 弘法大師(空海)への報恩のために行う法会
- 家々で粥や団子汁などを作って食べる年中行事(聖徳太子を含む場合も。恐らくは音の響きから。大師→太子)
西日本、東日本でもその捉え方は多少違ってくるようです。
ただその根底に救済や現世利益があることに違いはないでしょう。
印西大師について
さて、印西大師について。
印西大師は千葉県北西部(印西市、白井市)におけるご当地大師(講)です。
江戸中期の享保6年(1721年)に南陽院の住職、臨唱法印によって始められたものと伝わります。
今から300年ほど前ですね。
利根川下流域では最も古いもので、現在も毎年4月1日からの6日間行われています。
印西大師は、享保6年(1721年)に南陽院の住職臨唱法印が「四国八十八ヶ所巡礼」を印旛沼の西側の印西市と白井市に置かれた八十八ヶ所の札所に写し、巡拝を組織したのが始まりとされています。
また当時、水害や飢饉に苦しんだ人々が、これらから逃れたいと願ったのと同時に、死者の供養、自分自身の健康長寿を祈念して弘法大師の霊力にあずかろうと盛んに札所巡りを行いました。利根川下流域では、最も古いものです。
印西大師の特徴は、四国八十八ヶ所巡礼のように一番から八十八番まで順番に巡るようになっていないことです。先達寺の南陽院(笠神)、来福寺(平賀)、廣福寺(師戸)の3つの寺院が交代で出発と結願寺を受け持っています。
現在は、毎年4月1日から6日間行われており、「南無大師遍照金剛」の声と共に印西の春を運んできます。
『印西市民アカデミーだより+(令和2年度)』より引用
印西大師八十八ヶ所 地図データのダウンロード
実際に廻ってみると場所がわかりにくかった所もちらほら。
なので簡単な補足もつけた「地図データ」を作り公開しようと思います。
kml(地図データ)をマップアプリに読み込んで利用する
kml(Keyhole Markup Language)はマークアップされた地理的なデータを示すファイルです。
この地図データをスマホの地図アプリに読み込むことで簡単に各札所の位置を表示、把握できます。
試しに「Organic Maps」というオフラインで使えるマップアプリに読み込んでみます。
これは「OpenStreetMap(OSM)」というオープンデータの地図を利用するアプリです。
事前に地図データをダウンロードできるのでオフラインでも使えてモバイル通信が節約できるので利用しています。
ただちょっと細かい道など載っていないこともありますが・・・。
他には「Google Earth」などでも読み込み可能なはずです。ご利用の地図アプリで試してみてください。
例としてiPhoneでのやり方を載せてみます。
スマホ(iPhone)の地図アプリにkml(地理データ)を読み込む
iPhoneの地図アプリにマーカー(目印)のリストを読み込みたい。 しかもオフラインで使える地図アプリならモバイル通信も使わないのでギガ節約! ということで、本稿ではその手順について説明していきます。 千葉県北西部(印西市、白井市)には「印...
印西大師八十八ヶ所 札所一覧
資料によれば現在89ヶ所が指定されているそうです(※70ヶ所の番外札所あり。番外については89番を除き掲載しません(詳細不明))
以前に記事にしていた場合や近隣に寺社があった場合などは別記事としてまとめ、リンクを併記することとします。
1、泉倉寺(和泉)
泉倉寺というお寺は中本寺にして印西四十八ヵ村の本山という古刹です。末寺とされるお寺も印西大師の中に複数存在します。印西七福神の毘沙門天。葬式に現れた化け猫の伝説もあります。1番と5番の大師堂が並ぶ。駐車場あり。
【印西市】宝珠院観音堂(光堂)と泉倉寺の化け猫伝説
前回は千葉県最古の木造建築物「栄福寺薬師堂」を訪れました。 その建立からおよそ100年後の永禄6年、薬師堂から少し離れた場所によく似たお堂が建てられました。 それが今回の目的地「宝珠院観音堂」です。
2、龍泉院跡(萩原)
龍泉院は廃寺。堂宇はない。萩原地区構造改善センター。敷地内に八坂神社があり大師堂はその隣。駐車場あり。
3、円光院(和泉)
現在は和泉会館。円光院という寺院はない。消防団横の階段から上がると左手に3番、15番の大師堂。
4、西光寺(鹿黒)
鹿黒集会所の向かい。舗装された空き地で建物はない。敷地の端に戦没者慰霊塔あり。
5、泉倉寺(和泉)
(※1番と同じ場所)
6、安楽院(荒野)
6番と18番の大師堂あり。荒野コミュニティセンター。公園が併設。駐車スペースはあり。
7、山根山正寶院(木下)
山根山不動尊。明治二十九年に再建された堂宇があったが平成二十一年の不審火により焼失。現在は礎石のみ残る。大師堂は正面向かって右手。敷地内には貝化石の灯篭、三鈷を乗せた墓石の供養塔などが並ぶ。タバコ屋の脇から入った奥。
8、長楽寺(大森)
長楽寺は慈覚大師(円仁)によって承和11年(844年)頃に創立された天台宗の古刹です。大師堂はお墓の前(8番)と敷地奥の長壽觀世音の方に(43番)。大黒天(いんざい七福神)。駐車場、トイレ設備あり。
9、東祥寺(鎌苅)
曹洞宗東祥禅寺。万治元年(1659)以前に建てられたという鐘楼門(山門)が立派。大師堂は境内(9番)と鐘楼門手前右の鷲宮神社の方にある(40番)。印旛七福神(寿老人)。駐車場あり。
10、観音堂(武西)
建物脇に大師堂。周辺から集められてきたであろう暮石や十九夜塔などの石塔あり。駐車場あり。
11、眞珠院(造谷)
天台宗 招龍山 眞珠院。敷地は広く、児童公園併設。造谷宗像神社が隣接してある。無量寿殿横に大師堂。門の前に駐車場あり
12、宝珠院観音堂(小倉)
国指定重要文化財 宝珠院観音堂の横に大師堂。1番の泉倉寺が管理しているので駐車場が必要な場合はそちらへ。そこから徒歩で向かう。「宝珠院観音堂 入口」と書かれた小さな道標に従い民家横の細い道から奥へ。
【印西市】宝珠院観音堂(光堂)と泉倉寺の化け猫伝説
前回は千葉県最古の木造建築物「栄福寺薬師堂」を訪れました。 その建立からおよそ100年後の永禄6年、薬師堂から少し離れた場所によく似たお堂が建てられました。 それが今回の目的地「宝珠院観音堂」です。
13、観音堂(根)
中木戸集会所のある場所。「天台宗来迎寺 別院」の門柱が立つ。番外と思われる大師堂と並んで13番がある。駐車場あり。
14、福聚院(中根)
中本寺である泉倉寺の末寺。大師堂は門柱を過ぎて左側。すぐ近くに85番の観音堂あり。駐車場あり。
15、円光院(和泉)
(※3番と同じ場所)
16、観音寺(浦部)
観音寺は天長6年(829年)~承和4年(837年)の間に円仁上人(のちの慈覚大師)が手賀沼湖畔の高台に開山された古刹です。乳なし仁王尊。仁王門をくぐった先に大師堂。駐車場あり。
17、長栄堂(復)
現在は白井下長殿集会所。敷地の片隅に多数の石祠と大師堂、銅像あり。訪れたのは夕刻も過ぎた時間だった為かチェーンが張られていたので近づけず。日蓮宗 秋本寺の前、斎藤歯科医院横の道から入る。駐車スペースあり。
18、安楽院(荒野)
(※6番と同じ場所)
19、西の堂(吉高)
集会場のような建物あり。大師堂は敷地西側。駐車スペースあり。
20、地蔵尊(別所地蔵堂)
すぐ近くにある寳泉院地藏寺の別所地蔵堂。仁王門をくぐって地蔵尊本堂の手前に大師堂。地蔵尊の隣には熊野神社が立つ。バイクぐらいなら停められる駐車スペースはあるが、寳泉院に駐車場があるのでそちらを利用して徒歩で向かうが吉。
21、龍腹寺 延命地蔵尊(龍腹寺)
延命地蔵尊前に大師堂(21番)。39番(仁王門前)と同所。近くにある龍腹寺本堂の方は閉鎖されている。駐車スペースは奥側の青年館の方に少しあり。
【印旛沼龍伝説】龍腹寺(延命地蔵尊)へ
昔、印旛沼に住んでいた若い龍が干ばつに苦しむ村人を見かねて雨を降らせてしまった、 竜王に禁じられていたにも関わらず。 結果その若い龍は雷光・雷鳴とともに空で三つに切り裂かれ、地へと落ちる。 村人は龍の死を悼み、落ちたその地に供養の寺を建てま...
22、東大寺(平岡)
22番、28番の大師像が並ぶ大師堂。天平勝宝9年・天平宝宇元年(757年)に南都東大寺の別当良弁僧正(華厳宗)が創建。境内には本尊阿弥陀如来像のほか、大日如来像、観音像、不動明王像など祀られています。駐車場あり。ラクダ?象?キリン!?(不思議な石像いっぱい)
23、薬王寺(清戸)
天台宗 青龍山 薬王寺。しろい七福神めぐり(弁財天)。ここに保管されている「清戸の泉 附 版木」は竜神伝説と清戸地区の地名の由来について記されている。駐車場あり
【名称由来】白井は知る井?市名にまつわる「みたらしの池」へ
千葉県北部はその昔「下総国(しもうさのくに)」と呼ばれていました。 質の良い麻が採れたらしく、麻の古語である「総(ふさ)」から「総の国」となったのだと言います。 麻賀多神社という珍しい名前の神社も印旛沼周辺にのみ存在し・・・ ってあれ?ちょ...
24、願定院(瀬戸)
願定院 本願寺。山門の脇に大師堂。また向かって右手には立派な馬頭観音堂あり。曰く「里伝によれば、神明山に葬った白馬がまぼろしとなって現れ、房田を越え井戸向 (現在地)に消えることがたびたびあったので、村人が観音堂を建て、馬頭観世音を安置して馬の霊を鎮めたとされ、本尊馬頭観世音菩薩像は桐の一木造りの立像で高さ約1米、行基の作と伝えられています。(現地看板より)」
25、東光院(船尾)
天台宗 醫王山 東光院
薬師堂前に大師堂。
駐車場あり
26、西福寺(谷田)
敷地内南側に大師堂。「乳房公孫樹(市指定文化財)」と呼ばれる大樹あり。「観音にすがり乳柱の一部を削って煎じ、これを愛飲すると忽ち乳が出る。」(なかなか母乳の出ないお母さんが、西福寺の観音様に母乳が出るようお祈りし、イチョウのこぶの一部を削って煮詰め、これを好んでいつも飲んでいると、たちまち母乳が出るようになる。)とされ信仰を集め、近郷からも乳飲み子を抱えた母親の参詣で賑わったといいます。(白井市HPより引用)
駐車場スペースはあるが狭い、バイクなら可
27、神宮寺(神々廻)
天台宗 龍光院 神宮寺。本堂向かいに大師堂。子育て・水子地蔵菩薩。駐車場は自動車1台分、バイクなら数台分。脇から敷地内に入るスロープへ
28、東大寺(平岡)
(※22番と同じ場所)
29、長円寺(師戸)
敷地内に複数の観音堂が並ぶ。大師堂はその一つ。駐車場あり
30、上町観音堂(木下)
多数の石詞などが集められている。銅造十一面観音立像(県指定有形文化財)。印西七福神(寿老人)。駐車スペースあり
31、弥勒堂(大森)
弥勒堂跡?多数の石仏などが並ぶ。消防団第3分団第10部脇から入る。古新田青年館。駐車スペースあり
32、高岩寺(岩戸)
敷地に入って左側へ。印旛七福神(福禄寿)の横に大師堂。駐車場あり。
33、廣福寺(師戸)
33番、77番の大師堂あり。駐車場あり。(なぜかGoogle Mapの住所が間違っているので注意)
34、慈眼寺(吉田)
曹洞宗のお寺。年代不詳ながら本堂焼失。千葉県印旛郡誌(大正二年発行)には明治十九年四月に再建の許可を得たとある。それが現存のものかは不明だが建物を見る限りそれよりは新しく感じる。おそらくは何らかの理由で再度建て直したのかと思う。裏手に大師堂あり。駐車スペースあり
35、東漸寺(中根)
一段高い場所に中根不動尊。その前に35、45番の大師堂あり。駐車場あり。
36、青龍堂(古谷)
四国霊場 第36番札所「青龍寺」の名から取って「青龍堂」か。場所は猿田彦神社脇の小道を下った先だが道幅が狭く、結構な下り坂で落ち葉も積もってるゆえに車でもバイクでも無理。わずかな駐車スペースが猿田彦神社側にあるのでそこに停めて徒歩か。一応青竜堂には駐車スペースはあり。
37、馬場の堂(小林)
馬場の堂。小林馬場集会所近く。道の脇にある。墓石も並ぶ。駐車スペースあり
38、厳島神社・水神社(大森)
稲荷神社や石詞多数。敷地内にある「六軒弁天児童遊園」横に大師堂。印西七福神(弁才天)。駐車場なし(車止めがあって駐車できない)
39、龍腹寺 延命地蔵尊(龍腹寺)
(※21番と同じ場所)
40、東祥寺(鎌苅)
(※9番と同じ場所)
41、三宝院(竹袋)
天台宗 三宝院(三寶院)。印西七福神(恵比寿)。駐車場あり。
42、佛法寺(復)
本堂横に大師堂。しろい七福神めぐり(寿老人)。山門左側に「元三大師 (がんざんだいし)」と呼ばれる石像あり。別名角大師(つのだいし)と言われ魔除けとして信仰される。駐車場あり
43、長楽寺(大森)
(※8番と同じ場所)
44、南陽院(笠神)
天台宗 南陽院。お寺への道が細くわかりづらいので注意。印西大師は江戸中期の享保6年(1721年)にこの南陽院の住職、臨唱法印によって始められたものと伝わる。駐車場あり。
45、東漸寺(中根)
(※35番と同じ場所)
46、結縁寺(結縁寺)
晴天山結縁寺(千葉県印西市)
源三位頼政公の首塚から少し離れたところに ここの地名となっている結縁寺という古刹があります。 寺伝によると開基は神亀年間(奈良時代724〜729年)、 今から約1300年前と云う。
妖怪・鵺退治の源三位頼政公 首塚伝説(印西市結縁寺)
下総の地、とある杜の中、 木々に囲まれたその場所に一つの「首塚」がある。 字面からしておどろおどろしい感じもするが 怨念渦巻く・・・といったそんな類のものでは無いらしい。 ある忠臣が主人の生害に際し、 遺言に従ってその御首を携え、東国へと逃...
47、龍湖寺(物木)
48、西福寺(小林)
天台宗 西福寺。階段上がって本堂横に大師堂。駐車場なし、バイクなら可
49、円天寺(山田)
龍雲山円天寺。鐘楼はあるが鐘は戦時中の供出により今もない。大師堂はその手前。駐車スペースあり(門横のわずかなスペースか、門を通れれば鐘楼脇から停められるスペースに行けるが・・・)
50、多聞院(松崎)
天台宗 普光山 長安寺 多聞院。昆沙門天堂の方に50番と67番(同じ大師堂)。広い駐車場あり
51、安養寺(武西)
天台宗 安養寺。入って左側に大師堂。駐車場なし(消防団横から入れそう?)、バイクなら可
52、岡の堂(吉高)
道が狭く大きな車では難しい。駐車スペースはある。バイクなら可
53、迎福寺(吉高)
読みは「こうふくじ」。印旛七福神(弁財天)。駐車場あり。(撮影時はなにやら工事中でした)
54、延命寺(平塚)
真言宗豊山派 延命寺。しろい七福神めぐり(大黒天)。駐車場あり
55、薬師堂(戸神)
戸神集会所。消防団第7分団第2部横の階段上。坂を上った先に駐車場スペースあり
56、仲井堂(山田)
57、慶昌寺(萩原)
本堂前に大師堂。印旛七福神(大黒天)。スロープを上った先に駐車場スペースはあるが住職さんの車が停まってたりするので厳しいかも。バイクなら可。
58、観音堂(船尾)
船尾白山神社の隣。観音堂跡(船穂北堂共同墓地)。
駐車スペースはあり
59、星光院(大森)
石仏が2体ある道を入っていった民家の前、畑の端。角を曲がったところに大師堂がある。駐車場なし。
60、大師堂(多々羅田)
61、龍水寺(滝)
天台宗 瀧水寺。薬師堂の方に大師堂あり。白山神社が隣接。駐車スペースあり
62、西定寺(山田)
境内に多数の石仏が並ぶ。印旛七福神(恵比寿天)。駐車場あり
63、吉祥院(白幡)
64、神宮寺神宮堂(竹袋)
65、栄福寺(角田)
千葉県最古の木造建築 栄福寺薬師堂(重要文化財)。駐車場あり
【国指定】千葉県最古の木造建築 栄福寺薬師堂【重要文化財】
日本最古の木造建築をご存知でしょうか。かの有名な法隆寺なのだそうです。 7世紀に創建され、現存するものでは日本最古であり世界最古の木造建築物です。 では千葉県最古は? そう思って調べてみると印西市にある栄福寺薬師堂の情報に行き着きました。 ...
66、来福寺(平賀)
印西大師の札所としては最東端。本堂前に立派な大師堂。駐車場あり
67、多聞院(松崎)
(※50番と同じ場所)
68、大竹(吉高)
おそらく1番の難所、寺ですらない。水色フェンスの橋を渡って水田と森林との間の細い道、その道端に隠れるように置かれた大師堂。もちろん駐車スペースもない。バイクなら可。(2枚目の写真は大師堂前から来た道を振り返ったところ)
69、観音院(平賀)
狭い敷地にお堂が3つほど並ぶ。駐車スペースなし。バイクなら可
70、宝泉院(別所)
天台宗 金龍山 寳泉院 地藏寺。印西七福神(福禄寿)。
駐車スペースあり
71、辻の堂(中根)
場所がわかりにくいがお墓が目印。JA西印旛本埜倉庫の横あたり。
敷地内の建物の脇、木に隠れるようにして大師堂あり。
駐車場なし、バイクなら可
72、萬福寺(吉田)
本堂は新しいのかコンクリート造り。大師堂は門をくぐって左側。ご住職と偶然お会いし二言三言言葉を交わせたが物腰柔らかくお優しい方。合掌。印旛七福神(毘沙門天)。駐車場あり
73、円蔵寺(山田)
立派な門があるがその先に本堂はない。詳細不明。東に170mほど行ったところに円蔵寺観音堂(開運院)がある。印旛七福神(布袋尊)。駐車スペースはないので開運院に停めるが吉。バイクなら門横のスロープから入れる
74、泉福寺 薬師堂(岩戸)
泉福寺は開基や沿革が明らかではないが、弘治2年(1556年)に焼失してその後再建されたと伝えられる。建立年代は建築手法から室町時代末期と考えられ、栄福寺薬師堂、宝珠院観音堂の後に位置付けられます。昭和56年の解体修理によって、貞享2年(1685年)に現在の地に移築(印西市HPより)。旧宗像小学校横の方から入る。大師堂は薬師堂の方。駐車場あり
泉福寺薬師堂(印西市)
さて印西市の薬師堂(観音堂)巡り三つ目。 栄福寺薬師堂、宝珠院観音堂と来て最後は「泉福寺薬師堂」です。 印旛沼にほど近い場所に建っています。
75、松虫寺(松虫)
松虫姫のゆかりのお寺で御廟もある。松虫姫神社も。近くには松虫姫の乳母を弔った杉自塚も。駐車場あり
松虫寺(千葉県印西市)へツーリング&参拝
今回は千葉県印西市にある「松虫寺」のご紹介。 実はツーリング、という程の距離はなく結構近所だったりもしますが、 先日久しぶりに行ってみたのでその様子をシェア。 北総鉄道の線路を挟んで片側2車線、桜並木が続く&道の狭い千葉県にしては珍しく快適...
杉自塚 松虫寺(千葉県印西市)へツーリング2
さてさて前回の続きです。 松虫寺に参拝した後、 「杉自塚」という場所に向かって走って行くと、それらしき場所を発見。 松虫寺からほど近く、十分歩いて行ける距離です。 T字路(三つ辻)になっている場所に根元がこんもりとした木が生えており、小さな...
76、徳性院(瀬戸)
合集山 徳性院 多門寺。詳しい記録は幾度かの火事で焼失して不明だが一番古い記録で応永年間(1400年)に起きた火災の記録が残っている。つまりそれ以前から今に残る古刹。駐車場あり
77、廣福寺(師戸)
(※33番と同じ場所)
78、十一面観世音堂(萩原)
大きな狸の置物(信楽焼?)が鎮座する不思議な観音堂。大師堂は観音堂に向かって左奥。駐車スペースはわずかにあり。バイクなら可。
79、大師堂(草深)
80、龍淵寺(大廻)
敷地入って右手に大師堂。大廻地区構造改善センター隣接。駐車場あり。
81、光明寺(小林)
稲荷山普賢院光明寺。墓地の奥に大師堂。駐車場あり。
82、長楽寺(根)
鐘楼横に大師堂。三面大黒天、しろい七福神めぐりの恵比寿神。
駐車場あり(八幡神社との間の道から)
83、押付薬師堂(押付)
84、蜜蔵院(将監)
85、観音堂(中根)
駐車場なし。すぐ近くの福聚院(14番)に停めて徒歩。
86、岩不動(岩戸)
西方公民館横。岩不動脇に西方御大師堂。駐車場はあるが登っていく道は極狭で高台。車は・・・きついかも。バイクなら可。
87、観音堂(復)
88、歓喜院(浦部)
清光山歓喜院。寛永年間(1624年~1643年)に当時の旗本上杉氏の別当寺院として僧智円によって開基。本尊は阿弥陀如来。現本堂は幕末の焼失後再建。59号線(木下街道)側から入る。駐車スペースあり。裏手は崖状の高低差で階段はあるが駐車スペースはない。
89番外、浅間神社(大森)
番外。小高い山の上にある神社境内に大師堂。
駐車場は西側の下にスペースあり
まとめ
全てを一遍には回れないので、数日に分けて回っています。(2022/05/28巡礼完了。全部回りました!)
掲載しきれなかった写真は下記3記事に分けて掲載しています。
- 印西大師札所 1番(泉倉寺)〜30番(上町観音堂)
- 印西大師札所 31番(大森弥勒堂)〜60番(多々羅田大師堂)
- 印西大師札所 61番(龍水寺)〜89番(番外・大森浅間神社)
ある日、次の場所がよくわからずお散歩されていたご近所の方に道を聞く機会がありました。
そんな時に優しく教えていただいたり、一緒に悩んでいただいたり。
ありがたいです。優しさに触れ胸が温かくなりました。
なんかこういうのもいいなぁって。
興味が沸いたら巡ってみてください。
では。
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