以前、禁煙した経緯についての記事、
禁煙6ヶ月。もう半年たったのか。
を書きました。
その後、
「禁煙半年、吸いたい」などのキーワードで来訪される方がいらっしゃる様子。
なので今回はその禁煙方法、自分なりのやり方やコツ、考え方などを提案を交え書いてみます。
禁煙中の吸いたい気持ち
一度気になりだしたら気になって気になって、この”吸いたい”がなかなか収まりません。
吸いたいなぁ、いやいかん、我慢しなきゃ、我慢しなきゃ・・・。
わかります。痛いほどに分かります。(_ _;
でもそんなに強く意識しては、離れられるものも離れられなくなってしまいます。
「愛情の反対は無関心である」
ってマザーテレサも言ってませんでしたっけ?
これを逆手に取って考えてみると、
タバコに対して「無関心」にならなきゃいけないのに、
だめだ、我慢しなきゃ、とか
もう何日吸ってない・・・、とか
強く意識してしまうのは結果的に逆効果じゃないかと。
禁煙中の苦しい気持ちからネットのあちこちをのぞきに行くのも、かえって吸いたい気持ちを持続させる事になってはいませんか?(自分もやりましたけどね(^^;))
もちろん「禁煙を成功させる!」なんて張り紙を壁に貼るなどもってのほかですよ。わざわざ思い出させてどうするんです。
我慢はしない。タバコは忘れる。
禁煙3日目でも3ヶ月目でも、あるいは半年でも1年でも、あるいはそれ以上でも”我慢”していたら辛いんです。
忘れちゃいましょう。
もし仮にあなたが禁煙を始めて数ヶ月たっているのならば、肉体的な影響は既に脱しているはずです。
あるのは脳の中に作り上げた「習慣」という回路や、過去の経験に結びつけた、本来は必要のない「意味付け」だけなんです。
「タバコは忘れるのが一番」です。
・・・でも難しいですよね。
忘れるっていうのは積極的にできる事じゃないので。
「気がついたら忘れてた」というのが本当ですしね。
なので”吸いたい!”という気持ちが出てきたら、無理矢理ほかの事に集中しましょう。
体を動かすのも良いでしょうし、違う事を考えるのも良いと思います。
いきなり体操を始めてちょっとビックリされたりしても良いじゃないですか。
グルメリポーターになったつもりでお茶などを口に含み、鼻に抜ける香りや渋み、甘み、暖かさや冷たさをレポートしてみるとか。
つまらん話だとか、目新しくもない話、と捨て置く前に一度本気でトライしてみてください。
ベタでも良い、
わざと離れるんです、その思考から。
意外と一つの思考って長続きしないんです、次から次へと湧いてくるから。考え続けずに手放すこと。
「自分」をコントロールするということ
客観的に自分を観る、というのは重要な要素だと思います。
例えば
「明日出かける際に持って出なきゃいけないものをテーブルの上に出して置く」
これも自分をコントロールしていると思うんです。
明日になったら忘れているかもしれない、思い出せないかもしれない、だから目につくテーブルの上に出しておく。
あるいは目覚まし時計をセットするのも同じ。
寝ていて意識の無い自分にもう朝だと、起きるよう促す。
つまり、
今の意識を持っていない明日の自分に”気づかせて”行動させているんです。
一定の距離からコントロールする、ということ。
自分を少しだけ俯瞰的に眺める、ということ。
そうするとタバコに依存している「自分」が見えてきて、やり方も見えてくるのではないかと。
依存のメカニズムを観察する
それと同時に観察もします。「香り」から「(タバコの)香り → 吸いたい」と連想する自分がいるかもしれません。もしそこに気がついたら儲けもんです。
一時的に代わりになる「香り」を作りましょう。お茶やコーヒーでも、ガムでもなんでも良い。「香り」から無意識に結びつけている意味付けを変えてしまうんです。”意識的”に。
あるいは休憩したいなぁと思った時、一服することと結びつけていませんか?
タバコを吸わない人は一服しなくても休憩しています。
かく言う自分もバイクで遊びに出かけた時、コンビニで休憩する時に必ず吸っていました。
なんとなく・・・手持ち無沙汰なんですよね。何もしてないと。(^^;
タバコを吸う事で、
「一服してるんです。休憩中なんです!」
みたいな。
いわば言い訳のような思いを無意識のうちに抱えていたような気がします。
タバコって便利なんですよね、色々と。。。
あとはそうやってタバコと結びついていた意味付けをほどいていく作業の繰り返しです。
あるいは「習慣の再構築」と言っても良い。でも
けっして真面目には考え込まないこと。
気がついてるけど見て見ぬフリ、というか対処はするけどがっつり考え込む訳じゃない、いつまでも強く握って抱え込まない。一定の距離を取るんです。
(ん〜難しいですね。この説明で伝わるでしょうか。)
まとめ
もんの凄く簡単に言えば、
タバコが必要じゃなくなれば自然と吸わないでいられます。
自分は人に聞かれた時「飽きたから」と答えます。実際もう十分吸ったし。
さらに言えば、自分は「休煙」のつもりだったので肩の力も入らず続けられたのかもしれません。
きっかけの一つとして、2ヶ月ぶりに吸ってみたら気分が悪くなった、というのもあります。
しかしタバコを言い訳にしていること、肉体的にも精神的にも依存していることを認識し、習慣の再構築をしていなければ恐らくまた吸い始めていたと思います。
自分の中でタバコが必ずしも必要でない事を理解できていたからこそ、そのままやめてしまったのだと思います。
最後に、あくまでもこれは個人的な意見であり、専門家の研究に基づいたものでも無い事をご理解ください。
もちろん今も吸っていません。
忘れると時間が経つのも早いですよ。
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