今回は千葉県印西市にある「松虫寺」のご紹介。
実はツーリング、という程の距離はなく結構近所だったりもしますが、
先日久しぶりに行ってみたのでその様子をシェア。
北総鉄道の線路を挟んで片側2車線、桜並木が続く&道の狭い千葉県にしては珍しく快適に走れるR464(とは言っても一部だけど)を東へとひた走り、印旛日本医大駅を過ぎた先の交差点を左折、またそのすぐ先の信号を右折して道なりに走ると看板が見えてきます。
松虫寺
松虫寺(まつむしでら)は、千葉県印西市(旧・印旛村地区)にある真言宗豊山派の寺院。山号は摩尼珠山。院号は医王院。本尊は七仏薬師瑠璃光如来。建立は天平17年(745年)といわれる。
言い伝えによれば、聖武天皇の第3皇女松虫姫(不破内親王のこととされている)が病にかかってこの地を訪れ、その没後行基が開山となって創建したという。さらに姫と一緒にやってきた牛は姫だけが帰って行くのを悔やみ、池に身を投げ、その池は牛むぐりの池と呼ばれ、今でも近隣の松虫姫公園内に存在する。
(松虫寺-wikipediaより)
その昔、松虫姫が病を煩い(ハンセン病だと言われています)苦しんでいた中、あるとき夢枕に薬師如来が立ち、その夢のお告げに従ってこの地へ下向されたとこのこと。
1000年以上も前の話です。
旅の事情も今とは全然違うでしょうし・・・どれほどの苦難があったか想像すらできません。
松虫寺に到着
さてさて、お寺の前に参拝者用の駐車場があるのでそこに駐車。
看板には何故か外国人。ぐろーばりぜーしょんですな。違うか。
仁王門。正面から。
緑の木々がたくましく、寺名が隠れてしまうほど。
仁王像。
像の正面下の柵に穴が開けられており、そこから覗き見上げると、仁王像と目が合う形になっています。
仁王門をくぐり、その先の本堂へ。
奉納された絵などが左上に飾ってありますが色あせてよくわかりません。
相当古いものなのでしょうか。
松虫姫神社
さて、松虫寺本堂の左奥には松虫姫神社が建っています。
その名の通り松虫姫を祀った神社。
反対側、本堂の右側には・・・宝物殿?
松虫姫御廟
本堂の裏手には松虫姫の御廟がありました。
姫のご遺志により、こちらにも分骨されたとのこと。
その他いろいろ
その他にも小さな祠などが並んで立っていたり・・・
六所神社も建っていたり・・・
それほど広大な敷地というわけではないのですが、なんか・・・盛りだくさんです。
鐘も突けるみたいなので軽く突いてみました。
ご近所に配慮して大きな音では鳴らさないでと、張り紙があるので極力小さくならそうとしたのですが・・・
めっちゃ鳴り響いてびびった(汗
ご近所さんごめんなさい。(^^;
門の前にある大木。
この木も随分長く生きてそう。
松虫寺の建立は約1300年前。その当初から、ということは無いでしょうが数百年ここで見守ってきたのかもしれないね。
この後は杉自塚に向かいます。
地元の方から姫の病や引いてきた牛の話などの話も聞けて興味深かったのですが、長くなりそうなのでそれはまた次回に。
まとめ
自然豊かで、かつ手入れも丁寧にされており、空気も澄んでいてとても素敵な場所です。
駐車場もありますし、隣にはその名も「マツムシコーヒー」というカフェもあります。
気軽に立ち寄れてくつろげるポイントだと思います。おすすめ。
ということで今回は以上!
コメント
その名は聞いていましたが、ここまで古く、ここまで由緒あるお寺とは存じませんでした。一度拝観したいけれども歳なのでからだが無理です。維持していらっしゃる住職さんのご健康をお祈り申し上げます。
歴史ある場所に参りますとなぜだか身が引き締まる思いがいたします。幾世を経て受け継がれてきた人々の想いに触れるからでしょうか。この地を訪れた姫の思い、この地に残った乳母・杉自さんの思い、そしてこの地に暮らし見守ってきた村の人々の想い。
そんな想いが千年余も途切れることなく続いてきたからこそ、今日、どんな形であれこの場所に縁を持つことができるのですから。
お体を大事になさってください。コメントありがとうございました。