もはや季節は秋を過ぎ冬を迎えつつありますが、
先週末も紅葉狩りに出掛けたのでそのリポートを。
ちなみに、千葉県は全国的に見て紅葉の時季が比較的遅いのだそうです。
(千葉県民ながら知りませんでした。)
ということで前回の鹿野山神野寺に続き、千葉県は佐倉市にある「佐倉城址公園」へ行ってみました。
佐倉城址公園
佐倉城址公園は、佐倉城跡の中に設置されている公園です。公園内には天守閣跡、空堀など城の遺構が多数残され、天守閣跡脇の樹齢約400年の「夫婦モッコク」(千葉県指定天然記念物)をはじめ、シイ、カシ、モミジなどの大木がいたる所にある、緑多き歴史公園です。天守閣跡や巨大な馬出し空堀、水堀に守られた南出丸や西出丸は必見です。園内には昔、乳母が若君を池のほとりで遊ばせていた際、あやまって若君を溺れさせてしまったという哀しい話が伝わる「姥が池」や、三逕亭(茶室)(さんけいてい)、桜や牡丹、梅、菖蒲園、紅葉などもあり、四季を通じてお弁当を広げる家族連れの姿が見受けられます。公園の東端には、佐倉城に関する模型や古写真、出土遺物などを展示した佐倉城址公園管理センター(佐倉城址公園センター)があります。
(佐倉市WEBサイトより)
ふら〜っと走りにいった時によく前を通り過ぎていましたが、
一度も入った事は無かったので今回初めて訪れます。
佐倉城址公園に到着
この日は土曜日。
紅葉の見ごろともあって駐車場は満杯でした。
バイクは駐輪場があるので、そちら側へ。
敷地に入ってすぐの右手になにやら石仏らしきものが見えたので、駐車してから戻ってみました。
臼杵磨崖仏
古園石仏大日如来像
(大分県臼杵市深田所在)
日本を代表する臼杵磨崖仏のなかで、最も有名な古園石仏(大日如来及び諸尊仏13体)の中心をなす大日如来像である。凝灰岩の岩壁から掘り出したもので、平安時代後期の木彫像に通ずる本格的な作風を示す丈六仏(約2.8m)である。
「鑑賞のポイント」
両頬が丸く張り、両眉は美しい半円弧を描き、両眼のまなじりはわずかに切れ上がり、豊かな抑揚を見せる大きな眼を刻んでいます。お顔の形を引き締める様な小さな唇と締まった顎の表現によって、典雅で力強い像形がうかがえます。(現地看板より)
・・・のレプリカだそうです。
でも何故ここに?
姥が池
ま、それはさておき公園散策へと戻ります。
公園案内図をしばし眺め、
せっかくなのでぐるっと遠回りして、一番奥の天守閣跡へ向かう事に。
落ち葉の積もる階段を下りていくと、
姥が池です。
江戸時代には数千匹の蛙がここに集まり、左右に分かれて昼夜7日間蛙合戦を行っていたと「古今佐倉真佐子」(江戸時代中頃の書物)に記されているとか。
名の由来は、家老の娘をおもりしていた姥が誤って娘を池に落としてしまい、困り果てて自らも身を投げたとの言い伝えによるものだそうです。
・・・せめて娘の名前をつけてあげようよ。
そう思ったのは内緒です。
茶室 三逕亭(さんけいてい)
昭和57年に東京の乃木神社から、譲り受け、その年に解体・移築復元しました。京都大徳寺孤蓬庵忘筌(きょうとだいとくじこほうあんぼうせん)を模して造られており、二の丸へのみち(逕)、椎木曲輪へのみち、本丸下を巡るみちの三逕が合する所から、陶淵明の「帰去来の辞」の一節「三逕就荒 松菊猶存」にちなんで三逕亭と名づけられたものです。
お茶が頂けるようで、一服400円 お菓子付だそうです。(10:00~15:30)
また、ここを茶会や句会の場所として借りる事も出来るようです。
その横にもなんかおもむきのある建物が・・・と思ったらトイレでした。(^^;
園内の紅葉
さらに奥へと歩いていくと、紅葉がちらほらと見え始めました。
2体の銅像と紅葉。
もちろん全ての場所が紅葉しているわけではありませんが、
所々とても綺麗に紅葉していました。
時間帯も良かったのかも知れません。
光が射してくる方向と、その光に燃えるように輝く紅葉がとても美しく感じられました。
その他もろもろ
馬出し空堀
園内にはいくつもの空堀がありました。
ここは復元されたものらしく、綺麗に整備されています。
その他の空堀はこんな感じ。
結構スケールが大きい。
夫婦モッコク(千葉県指定天然記念物)
天守閣跡の脇にある木。
樹齢約400年だそうです。
兵士が彫った文字が残っています。
国立歴史民俗博物館
壁に大きく「歴博」と書かれた国立歴史民俗博物館が建っています。
入館はしませんでしたが、
館内ロビーに展示されている建築模型を見ながらしばし休憩。
東福寺三門模型と根来寺多宝塔模型だそうです。
レストランやショップなども
疲れたときはこちらで休憩。
まとめ
思ったよりも広くて綺麗、施設も整っており、散歩するには丁度いいかも知れません。
犬の散歩姿も良く見かけました。
今回は紅葉でしたが、季節によってはまた違った景色を見せてくれるのだと思います。
おすすめですよ。
ということで今回は以上!
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