前回の続き。
八坂神社で牛の神使像に会った後、次の目的地である日吉神社へと向かいました。
こちらの神使は申(猿)です。
あまり目立つような場所にある神社ではなかったのですが、いい意味で裏切られました。
日吉神社(東金市大豆谷)
r119を少し戻り、東金ダムを回り込むように走って行きますと、丸山公園という公園があります。
丸山遺跡という集落遺跡が見つかった場所のようです。
そのちょっと先に駐車場と「日吉神社裏参道入り口」と書かれた看板があります。
(駐車場は公園のものだったかもしれません。車の場合は事前に確認を。)
バイクの場合は鳥居の直前まで行けますし、駐車スペースもあるのでそこに停めました。
裏参道入り口と書かれた看板のよこには美容室があり、その角を曲がって入って行くと鳥居が見えてきます。
そのすぐ横にトイレがありましたが・・・ちょっと恥ずかしいかも。ドアが無いって言うね。
久しぶりに見ました、こういうタイプの。
ま、それはさて置き、
鳥居をくぐってすぐ先、左手に拝殿があります。
わんこも散歩がてら参拝に来たようです。
柴犬だし外国人からみたらもう日本そのもののイメージなんだろうな、これ。(笑
日吉神社の神使 石造り申一対
手を合わせてご挨拶申し上げた後、
目的の神使像を写真に撮りました。
狛犬と。
向拝の柱のすぐ横、両側に置かれています。
阿像
吽像
古来、我国の神社には、その祭神に縁故の深い鳥獣等を神使とし、氏子はこれを敬い、これに親しむ習俗があった。春日神社の鹿、熊野神社の烏等がそれである。東金日吉神社拝殿前の神使(申一対)は、元禄8年(1695)9月に、上総国山辺郡台方村(東金市)の木村嘉平次が奉納したものである。高さは、131センチの巨大なもので、作者は不詳であるが量感に溢れ、また、親近感があって、この神社にふさわしい貴重な文化財である。
(東金市Webサイトより一部引用)
体は正面、顔だけを90度内側に向けて座っています。
参拝者の方を見る感じ。
首の曲げ方にちょっと無理が無いかい?と心配になりますが、まぁ余計なお世話でしょう。
一般的には口を開いている阿像が右側、閉じている吽像が左側に置かれるのだと思いますが、この場合は逆のようです。
向拝の彫刻にもおさるさん。
後ろを振り返ると、素晴らしい参道が。
杉の大木が両側に並んだ、荘厳な雰囲気の参道です。
これら杉の大木も市の文化財に指定されているようです。
立派ですからね。
そしてここに広がる森の雰囲気が非常に面白かった。
このちょっと先に小さな八幡神社があるのですが、そこへはこの左側の森の中に入って行く事になります。
杉林の中を分け入るように、すこしぬかるんだ小道を歩いて行くのですが、両側には杉の木肌。
もの凄く高い場所、遥か上方に生い茂る葉。
それが風で幹ごとゆっさゆっさと音を立てて揺れ動いていました。
そのせいか何か気配を感じる気がするんです。周りに。
いえ、実際何か居たわけじゃないんですが。
なんか不思議だった。
杉林
白幡八幡神社
さて、
日も傾いてきているので、次へ急ぎます。
最後は鹿渡神社の鹿へ!
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