昨年、船橋市の名の由来となった橋を訪れました。
ちょっと面白かったので他には無いかと情報を探したところ、
船橋からさらに北北西、埼玉県との県境に接する「流山市」に、
その地名の由来となった神社があると聞いて行ってみました。
赤城神社(千葉県流山市)
流山市なのに名称の由来が「赤城神社」?
ぜんぜん違うじゃん!・・・と思うのはやや早計、実は群馬県の赤城山に関係するようなのです。
市内を流れる江戸川の左岸(東岸)、平坦な土地に盛り上がった海抜約15メートル、周囲350メートル余りの小山の上に鎮座する。この小山はかつての洪水の際、群馬県の赤城山の山体の一部が流れてきてここに流れ着いたものという伝承がある。一説に赤城神社のお札が流れつき里人たちが祀ったのが当社の始まりともされる。
これに基づき当社は群馬県の赤城山にある赤城神社の末社であるという。また、流山という地名もこれに由来すると言われる。一説には、鎌倉時代の創建ともいう。
(Wikipedia 赤城神社(流山市)から引用)
山体の一部が流れ着いたから流山というお話。
その山が赤城山なので神社は赤城神社というわけでした。
ちなみに「赤城山」の名の由来は、
赤城山、男体山それぞれの神が大ムカデと大蛇になって戦ったという伝説があり、その時の怪我で赤く染まったことから「赤き」が転じ赤城山となったという話があるそうです。
怖っ!
山体を赤く染めるほどの巨大ムカデ・・・見たら絶対ちびる。
あと赤城山と言えば徳川埋蔵金を思い出してしまうのは私だけでしょうか。
最近また追跡してるTV番組もありますよね。
ロマンすなぁ。
いざ赤城神社へ
ということで早速ドンっ、大注連縄です。
入口の門に大きな注連縄が飾られています。
毎年10月に地域の人々によって作られるのだとか。
この神社の秋の祭礼に先立ち準備をする日を「宮なぎ」といい、この日大しめ縄づくりがおこなわれます。宮なぎは現在10月上旬の日曜日です。
流山5丁目から8丁目地区の人が丁目ごとに4班に分かれ、3つの班が青竹を芯に藁と縄を巻きつけて1本ずつのしめ縄を、残りの1班が飾り縄などをつくります。出来上がった3本のしめ縄をよりあわせ、専用の鉄柱に掲げるのは、皆が息を合わせての大変な作業です。出来上がったしめ縄は長さ約10メートル、重さは約500キログラムもあるといわれ、次の年まで掲げられています。
(流山市HP 赤城神社 大しめ縄行事より引用)
駐車場が見当たらず、道からすぐに門なので車では無理かと。(近くの駐車場をお探しください)
鳥居から先は「通行止」と書かれた車馬止がありましたので、バイクは門と鳥居の間のスペースに停めさせてもらいました。(大丈夫かな(汗))
にしてもでかい注連縄。
大迫力。
鳥居をくぐるとその先はすこし広い公園のようなエリアです。
参道を歩いて行きますと、階段の上に神社の屋根が見えます。
看板がかけられている左の木はムクロジだそうです。
むくろじ【無患子】(ムクロジ科)
別名「むく」「つぶ」とも言われ、流山では「むくれんじ」とも呼ばれていました。漢字で「無患子」と書かれたのは、子供の無病息災を願ったからでしょう。
六月ころ、淡い緑の小花をつけます。秋になると丸く黒いビー玉のような実になり、サポニンを含んでいるので石けんの代用になりました。
むかし、男の子たちはこの実でビー玉をし、女の子たちは羽根つきをして遊びました。
江戸時代には、正月に羽根つきをすると夏、蚊に刺されないと信じられていた。なお、「ムクロジは三年磨いても黒い」と言う言葉は、天性は改める事が出来ないと言う意味。実が地面に落ちていたら、どうぞお持ち帰りください。
(現地看板より)
階段横の石碑など。
小さな大黒様
階段を上りきると、正面に拝殿が見えます。
拝殿から参道方向をみたもの
境内の摂社など
松尾神社
これも摂社の一つだと思うのだけれど、何故かグーグルマップではこちらの神社が先に出てくる。
水神宮
川の横だからでしょうかね。水関連の神様も祀られています、
聖徳太子碑
長い年月の間に、様々な信仰がこの地に根付いてきたのがうかがわれます。
ちょと斜めってるけど。
境内の様子
到着したのがすでに夕刻だったので暗くなってきてしまいました。
この後帰宅。
まとめ
ちなみに訪れたのは昨年末の24日でした。
あれ?なんだっけ?確か世の中では、クマスリーブス?
ちがうな、
クリスピークラブ?クリスマスイブ?とか呼んでたような・・・
いや、気のせいか。
うん、気のせいだ。
もとい、話を戻しまして、
赤城神社の旧社格は郷社ということで、派手さはありませんが地元に愛されている神社だと感じました。
今回改めて気がつきましたが、千葉県は埼玉県とお隣さんだったのですね。
西に東京、北に茨城とそれぞれ川を挟んで接している認識でしたが、埼玉さんもだったとは。
ビックリでした。
そして川を渡って流されてきた群馬の山、これも縁ですね。
近くに行かれた際は是非。
ということで今回は以上!
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