High Sierra 10.13.5へのアップデートでエラー発生!でも大丈夫?

コンピュータ関連
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High Sierra 10.13.5のアップデート通知」が来ていることに気がつきました。

そのままアップデートしようとしましたが、
念のためフォーラムをのぞいて見ると何やらエラーが出ると報告されている。

どうやらリカバリーHDの部分でスクリプトエラーが出る模様。

でもさらに読み進めるとさほど問題ないというようなことも書いてある。

・・・ま、大丈夫か、とApp Storeからアップデート。

結論としては
大丈夫といえば大丈夫だし、
大丈夫じゃないといえば大丈夫じゃなかった・・・かな(汗

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スクリプト実行中にエラー

環境:iMac Early 2009(iMac9,1)
OS:High Sierra 10.13.4から作業

※念のため書いておきますが、これは本来サポート外のiMacに High Sierra をインストールした場合のお話です。

さて、App Storeからアップデート。

予期していた通りスクリプトエラーが発生。

「残り2分」くらいのあたりで止まり、

スクリプトを実行中にエラー

パッケージ”macOSUpd10.13.5.RecoveryHDUpdate.pkg”からスクリプトを実行中にエラーが起きました。
再起動後に、App Storeでアップデートし直してみてください。

というウインドウが表示されました。

でもフォーラムでパッチツールの作者さんが、

「そもそもリカバリーHD自体あまり意味はない。USBインストーラーから立ち上げる事でリカバリーHDで出来ることは何でもやれるし、リカバリーHDのアップデートは結果的にサポート外のマシンを動かすためのパッチを外してしまう。」といったような事を言っている。
(参考:macOS High Sierra (10.13) Unsupported Macs Thread

なのでその部分でエラーが出ても基本的に問題はないかな?と判断。

わかっていたことなのでそのまま再起動。

時間はかかったものの、最終的には問題なく起動しました。

りんご >「このMacについて」から確認して見ると
無事「10.13.5」にアップデートされたようです。

10.13.5

その後、画面が暗かったりするので再度パッチを適用。

Patch Updaterで入れたパッチを再インストールするには【High Sierra Patcher】
MacOS 10.13.4 にUpdateしたらディスプレイの輝度が変更できなくなりました。なんか画面が・・・暗い、暗すぎるぅ。設定のスライダーを動かしても変化なし。なんじゃこりゃ〜で、右往左往した結果、対応パッチを再インストールして無事に...

これで画面の輝度やApp Storeも普通に動作するようになりました。

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でも不具合は残る

ただ、
「再起動後に、App Storeでアップデートし直してみてください。」と言われたので、
試しにApp Storeを開いてみてもアップデートの通知は見当たりません。

アップデート履歴にも表示されていません。

そしてRecoveryHDのバージョンはアップデート前の「10.13.4」のまま。
このリカバリーHDで立ち上げたことがないのでその影響がどれだけあるのかは不明。
というか試しに起動しようとしてみましたが、マルペケ(駄目)マークが瞬時に出て起動せず。

さらに同時に通知が来ていたXcodeのアップデートをしてみるも失敗。
赤字で「エラーが発生しました。
との表示が。

その他の影響としてはOSの操作性自体がかなり重く(遅く)なってしまったような気がします。
というか遅いです。気のせいではなく激重です。
一応動作はしますが、ちょっと使い続けるには問題があるレベル。

ブラウザのタブを切り替えるようなちょっとしたことでレインボーカーソルになってひっかかる。
今までにはなかったこと。

LibreOfficeなんかは不明なエラーで起動せずに落ちる。その後何度かトライしたら起動しましたけど。

ん〜あまり良い状態とはいえないようです。

macOS High Sierra Patcherから再インストール

Appleのサポートサイト(ダウンロード – macOS High Sierra 10.13.5 統合アップデート)からパッケージを直接ダウンロードすることも出来るようですが、
おそらくリカバリーHDがらみのスクリプトエラーは同じように発生すると思われます。(※試していませんが)

フォーラムを見ていると、
macOS High Sierra Patcher」からダウンロードできるファイルが「10.13.5」に対応しているようだったので、結局パッチツールを使って上書きすることにしました。

実際にダウンロードしたファイルのバージョンは「13.5.04(2018/06/14現在)」でした。
これは「10.13.5(.04)」ということだと思われます。

基本的には以前書いた記事の通り

Early 2009のiMacにHigh Sierraをインストールする方法と手順
Early 2009のiMacに High Sierra をインストールしてみました。High Sierraのハードウェア要件はこれ。 MacBook(Late 2009以降) MacBook Pro(Mid 2010以降) MacBook...

パッチツールを使ってUSBインストーラを作成。
そのUSBメモリから起動して High Sierra の入っているHDDに上書きしました。

クリーンインストールの場合はUSBインストーラから起動後、ディスクユーティリティでインストール先のディスクをフォーマットしましょう。
今回は残したいデータがあったのでフォーマットはせず、そのままインストールを続けることでOSのみ上書きしました。

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USBメモリの接続先に注意

余談ですが、実を言うと復旧までかなり時間がかかってしまいました。
というのもUSBインストーラから起動ができなくなってしまったのです。
何度作り直しても駄目。
ダウンロードしたファイルが壊れていたのかと5GB超のファイルを2度もダウンロードし直し、やり直しましたが状況は変わらず。

ある程度進んだところでマルペケ(駄目)マーク。

sipが無効になっている事を確かめたり、
El Capitanから起動してUSBメモリのフォーマット、インストーラ作成するなどもしてみましたが結局ダメ。

八方塞がりか・・・と半ば諦めかけた時にふと気がつく。

あれ?キーボードのUSBポートが駄目なんじゃないの?

本体のポートに繋いだらあっさり起動しました。
ダウンロードやインストーラ作成の時間を含めると6時間くらい無駄にしたかも。orz

・・・気をつけましょう。

結論

High Sierra 10.13.5 にアップデートするには、
クリーンインストール、もしくは上書きすることで問題なくアップデートできます。

インストールの際にフリーズしたかのように進みが遅い時がありますが、辛抱強く見守っていればちゃんとインストールされますのでご安心を。

もちろん、
リカバリーHD のアップデートも問題なく行われます。
作業が完了したのちに確認したらちゃんと「10.13.5」になっていました。

バカみたいに重くなっていた操作性も元どおりに復活。
よかった。。。

ということで、上書きインストールをお勧めします。

【追記】
その後 10.13.6 のアップデートが来ました。
これも同じようにインストーラを作ってアップデートしました。なんか失敗して二度手間になるとか面倒くさかったし。

【追記(2018/11/01) セキュリティアップデート 2018-002 について】
iMac 9,1、Mac Pro 3,1などでインストールに失敗するとの報告が上がってきています。問題はまたリカバリーHDがらみのアップデートスクリプトらしい。
問題なく動いているという報告もあるので機種によって違うのかもしれません。

Security Update 2018-002をインストール(High Sierra 10.13.6)
サポート外のMacにセキュリティアップデート(スタンドアローンアップデート)を適用する方法を紹介します。通常はApp Storeからのアップデートで良いのですが、今回はエラーが発生することが事前にわかっているのでアップデータを別途ダウンロー...

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