カレー美味しいですよね。
食欲をそそる香りに刺激的な辛さ、言うまでもなく食卓の定番。
そんなカレーをナンと一緒に食べるとこれがまためっちゃ美味しいんです。
インドカレーとかじゃなく市販のルーを使った普通のカレーなんですけどね。
またちょっと味わいが変わる気がします。
さて今回の主役はカレーではなく表題の通りナンの方。
最近はカレーといえばナン、と言うほど毎回ナンを作っています。
せっかくなので自家製ヨーグルトを使ったレシピとしてシェアします。
そもそもナン(nan/naan)とは?
ご存知の通りインドやパキスタンなどで食べられるパンの一種。
語源はペルシア語。平たく楕円形で、大きな草履のような独特の形をしていて、所々ぽこぽこ膨れているものが多い。
ナーンはインド国外ではインド料理を代表するパンとしてよく知られているが、インドでは大きなタンドゥールを持つ家庭は少なく、精白した小麦粉で作るナーンは贅沢品である。ほとんどのインド人はナーンを日常的に食べることはなく、北インド料理を出す高級料理店で供される程度であり、食文化の異なる南インドではまず供されない。日常的に食べられるのはむしろ少しの燃料とタワー(鉄板)があれば焼ける全粒粉のフラットブレッドの一種チャパティである。
(wikipedia ナンより一部引用)
ナンと高級品だった。びっくり。
ナンとチャパティの違いって?
その違いは大まかに言うと
- 使う粉の違い
- 【ナン】小麦の精白粉を使用(麦の胚芽やふすまを取り除いたもの)
- 【チャパティ】全粒小麦粉を使用
- 発酵の有無
- 【ナン】イースト菌やヨーグルトを使って発酵させた生地を用いる
- 【チャパティ】生地は発酵させずに焼き上げる
- 焼き方の違い
- 【ナン】タンドールという釜の内側に張り付けて焼きあげる
- 【チャパティ】タワと呼ばれるフラットなフライパン状の鉄板で焼く
といったような違いがあるそうです。
実際は広いインドや周辺国の中でも地域差や家庭によって差異もあるでしょうし、あくまでも大まかな分類です。
これから作るのはナンとチャパティの間みたいなもの。
生地は小麦粉(精白粉)にヨーグルトをいれて少し発酵させますが焼きはフライパンで行います。
小麦粉の種類
精白粉は麦の胚芽やふすまを取り除いたもの、全粒粉はそれらを含んだまま粉にされたもの。
さらに強力粉、中力粉、薄力粉などがありますが、含まれているたんぱく質の量と質によって区別されています。
特徴 | 強力粉 | 中力粉 | 薄力粉 |
---|---|---|---|
グルテンの量 | 多い | 中 | 少ない |
グルテンの性質 | 強い | 中 | 弱い |
粒度 | 粗い | 中 | 細かい |
主な用途 | パン、餃子の皮、中華まん、ピッツァなど | うどん、その他の料理 | ケーキ、お菓子、天ぷら、その他の料理 |
ナンはグルテンの多い強力粉に薄力粉を混ぜて作ることも多いようですが、
その辺は好みでしょうから色々と作り比べてみて、お好みの配合を探るのも面白いかもしれません。
今回は簡単に中力粉を使って作ります。
フライパンで手軽に作れるナンの作り方
それでは早速作っていきます。
1、ナン作りに使う材料
今回用意したのは以下
- 中力粉:400g
- 塩:小さじ2
- プレーンヨーグルト:大さじ3(50gくらい)
- 牛乳または水:150ml
- サラダ油:大さじ1(※)
- 打ち粉:適量
※油を入れてこねると焼き上がりが硬くなるので、もっちり感が好みの場合はサラダ油は入れなくても構いません。
各数量はおおよそ。しっかり計量せずともおおまかで大丈夫です、多分。
水分も生地の様子を見つつ加えてください。数値はあくまでも目安です。
他にもレシピによっては卵やベーキングパウダーなどを入れる場合もあるようです。
結局のところ、国や地域によっても多少作り方は変わるでしょうし、
基本的には小麦粉に塩などを混ぜて捏ねて焼くだけです。
2、材料を混ぜる
生地の様子を見ながら牛乳(水)を少しずつ加え、5分ほど生地をこねます。
3、生地を寝かせる(発酵)
サラダ油を軽く表面に塗ります。打ち粉でも構いません。(くっ付き防止)
ラップが浮くようなら上から大きめの蓋を乗せてください。
時間は室温にもよりますが大体1〜2時間くらい。
生地がちょっとでも膨らんでいれば(1.2倍くらい)良しとしています。
※季節によって温度や湿度は違いますから時間はお好みで調整してください。
ただ自分は食べたい時間の方に合わせます。(笑
二時発酵させる場合は1枚分ずつ小分けにして丸め、ラップをしてもう30〜60分ほど寝かせます。
が、時間がかかりすぎるので普段はもうこの段階で焼いています。
4、小分けしてフライパンで焼く
麺棒を使ってある程度伸ばしたらあとは指で押し広げていきます。
麺棒で最後まで伸ばそうとすると空気が逃げて膨らみにくくなるとか。
くっつかない加工のされたフライパン(テフロン加工など)で焼く場合。
生地を伸ばしたら、熱したフライパンの上へ。
油は引きません。
蓋をして蒸し焼きにすること2〜3分、ぷくぷくと膨らんで焼けてきたらひっくり返して同じように反対側も焼きます。
仕上げにフライパンを火から外し、生地を直火で炙って軽く焼き目ができたら完成。
取っ手のある焼き網を使うと火からの距離も調整しやすくやりやすいと思います。
焼く時に鉄のフライパンを使う場合は生地の片面に水を塗り、塗った面を下にしてフライパンに乗せましょう。
そうすることで生地がフライパンにくっつきます。
そのまま三分ほど焼いた後、フライパンごとひっくり返して手に持ち、反対側を直火にあてて焼きます。
最後に溶かしたバターを刷毛で塗ったらより本格的なナンになります。
ナンの保存方法
余ったナンは冷蔵庫で保存してください。
冷凍保存も可能です。
食べるときに電子レンジで温めればもっちり美味しく食べられます。
まとめ
ヨーグルトを仕込み出す前はチャパティを作って食べていました。
今回のヨーグルトや牛乳がないバージョンです。
小麦粉と塩と水を合わせ、こねたら焼くだけですから超簡単。そして美味しい。
でもヨーグルトを作り出してからはフルに活用しています。
カレーは具を比較的細かく刻んで作るのがオススメ。
ごろごろとした大きさの具より小さい方がナンやチャパティには合っているような気がします。
そして普段はあまり入れないかもしれませんが「水煮の大豆」なんかを入れるとさらに美味しいですよ。
ということで簡単に焼ける手作りナンを紹介してみました。
興味があれば是非お試しください。
意外とハマりますよ。
コメント
こちらのレシピを参考に作ってみたら塩味がキツいのですが分量って大さじ1で合ってますか?
こんにちは。結構しっかりと味がついている方が自分は好きなのですが、人によってはちょっと多いと感じることがあるかもしれません。
お好みに合わせて調整してください。(小さじ2に変更しました)