VTR250のフロントタイヤ交換。手組みでセルフタイヤ交換その2
さて前回タイヤのビードも無事落とせたので、
古いタイヤを外して新しいタイヤに交換していきます。
難関とも思われたビード落としがF型クランプくんの活躍により、
いとも簡単に出来てしまったので
「2時間もあれば楽勝でタイヤ交換できるのでは?前後とも」
などと思ってしまったのが運の尽き。
変なフラグでも立ててしまったのかそうは問屋が卸さなかったようで・・・
タイヤをホイールから外す
ちなみにリムガードは3つくらいあった方が良いと思います。
2つでは微妙に足りない・・・
(ま、それも途中からどうでも良くなるんですけどね汗)
タイヤレバーを使って外していきます。
このように3本使って持ち上げたら、
両端のレバーはそのまま抑えつつ
真ん中の1本を抜いてさらに横の部分を外していく感じ。
(この時撮影し忘れたので写真はリアタイヤですがやることは同じ)
どちらでも構わないと思いますが、
今回は立てた形で外していきました。
二つ目のレバーを入れて外していきます。
ちなみにタイヤの端(ビード部分)とリム部分にビードクリーム(ビードワックス)やシリコンスプレーを吹いて潤滑させておいた方が外しやすいはずです。
エアバルブを交換する
ついでにエアバルブも交換します。
ニッパーで根元からプチっと切断。
残ったお尻部分はラジオペンチなどで引っこ抜きます。
エアバルブの規格についてはこちら↓
当て布をしたらラジオペンチやスパナを使ってテコの原理で引きあげます。
引っかかる部分を作るためにキャップをはめてみましたが、
キャップではボロボロになってしまうので自転車のバルブについていたトップナットを使いました。おすすめ。
新品のタイヤをはめる。ビードクリーム
でもね・・・正直使えんかったとです。
品質、というよりはその日のコンディションだったと思います。
布にクリームを取って塗るじゃないですか、1秒後にサッと乾いていくんです。
真夏の炎天下で作業していたのでホイールもタイヤも触ったら「熱っ」って感じなのです。
そりゃ乾くよね。速乾性だし。
塗る、サッ(乾く
塗る、サッ(乾く
塗る、サッ(乾く
・・・
それでも鬼のように何度も何度も重ねて塗ったのですが、あまり意味はなかったようです・・・。
話を戻しまして、
ビードクリームをタイヤのビード部分とホイールのリムに塗りたくります。
タイヤをホイールに当て、体重をかけて押し込んでいきます。
片側は割とすんなり入るかと。
ROTATION(回転)方向が矢印とともに記されているのでそこもお間違いなく。
問題はここから。
残った方もはめ込んでいくのですが
ここで潤滑が重要になってきます!
再びビードクリームをたっぷり塗りましょう。
スタート部分にリムガードをつけ、
タイヤの軽点とエアバルブの位置を合わせたら、
まずはレバーでサクッとはめます。
バルブ位置はスタートと終わりの位置からずらしておいた方が良いようです。
あとはレバーで順次はめ込んでいくわけですが、
はめ込むのと反対側の部分を足(または膝)で踏み、ホイールの最も奥まった部分にビードを落としながら入れていきます。
上がっているとはめ込む側から見て遠い位置に(反対側の)端が行ってしまい、その結果余裕がなくなってうまく入ってくれません。
この時はビードクリームの力を信じて(=初めてなので良くわからずに)塗ってすぐ乾くにも関わらず塗り、タイヤをはめていきました。
その結果、最後の部分がリム上にべったりと乗った状態に。
とても入る気がしません。
炎天下に何度も外しては入れ直し、外しては入れ直し、外しては・・・
で、3時間ほど格闘して最後は無理やり入れました。
そのまま無理やりはめましたが、あまり強引にやりすぎてもタイヤを壊してしまいます。
明らかに何かを間違えているので良い子は真似をしないようにしましょう。
というかシリコンスプレーを使ったらこんなことにはなりません。
ビードクリームが絶対ダメとは言いませんが、最初からシリコンスプレーの使用をおすすめします。
追記:シリコンスプレーを使うべきではない場所のようです。個人的に問題なかったのはたまたまでしょうし絶対に真似しないでください。
酷いガリ傷がありますが、精根尽き果てホイールの傷なんて気にできなくなってしまった結果です。
orz
空気を充填してビードをあげる
ホイールを地面に何度か弾ませてタイヤをなじませます。
エアバルブにムシ(バルブコア)を入れたら、
友人から借りた(感謝!)エアコンプレッサーでエアーを入れていきます。
なければガソリンスタンドに持って行って空気を入れるか、気合を入れて頑張れば自転車用の空気入れでもビードをあげられるようです。時間はかかるようですが。
パンッ、パンッと2回音がなってビードが上がったらそのままちょっと多めに空気を入れます。
VTR250はフロント200kPaなので1.5倍の300kPaまで入れ、その後適正レベルまで下げました。
ビードを上げる際には指を挟まないよう気をつけましょう。
シャレにならない怪我を負ってしまいます。
気をつけて。
まとめ
なんとかフロントタイヤを交換することができました。
エア漏れもありません。
でももう終わった時には疲労困憊。ヘロヘロになってました。
タイヤを外す段階まではサクッといけたので前後ともちゃちゃっと交換できるかと思いきや、
この日はフロントだけしか終わりませんでした。
事前に情報収集はしっかりやって、頭の中でシミュレーションも幾度となくやってはいたものの、やはり実際やってみないとわからないものですね。
はぁ・・・ちかれた。
ちなみにタイヤの軽点とエアバルブの位置合わせはあまり気にしなくても良いようです。
そんな検証動画がyoutubeにも沢山上がってます。
そこらへんはお好きなように。
さて次はホイールバランスを取るのですが
それはまた次の記事で。
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