前回製作したフラッシュ構造の板を側板として、
キッチンシンク横のキャビネット(収納)を製作していきます。
高さや奥行きはシンクと同じながら、横幅は小さくて構造もシンプル。
作りやすい方から作ろうかと。
まずは設計!「3Dモデル」を作って具体的なイメージと寸法出し
SketchUpを利用してモデルを作成しました。
床が12mmほど高くなり、
そのままだと壁に設置してあるステンレス板(壁保護)と高さが合わなくなるので、差分を反映した寸法にしました。
この上にステンレスの作業台が乗ります。
作業台やシンク自体は掃除すれば使えるのでそのまま再利用するつもり。
床板は片面フラッシュ・・・というかベニヤ板と支える桟とで構成
引き出しは床板がたわんでもう限界だったので作り直し。
ただ前板(化粧板)の下地などは節約のためそのまま再利用。表面のベニヤだけ剥がして新しいのを貼ります。
下の扉も寸法が変わるので作り直し。
最初は表面部分の貼り直しで再利用しようとしたのですが、剥がすのも結構手間かかるし腐食が激しい部分もあったので作り直すことにしました。
思ってた以上に細い芯材。
何か支えるわけじゃないからこの程度で良いのか。また一つ勉強になりました。
シンク横キャビネットを組み立てる
側板を作成し、その他部材も用意したので組み立てていきます。
あ、その前に側板に溝掘るのを忘れてた。
上にかぶさるステンレス製のパーツをはめる為に必要。
ということで溝掘りしなくてはなりません。
作業台にSPFの端材を固定し、クランプで挟むことで側板を縦に固定。(万力とかあったら楽なんだろうな)
ちょっと失敗しつつも無事に溝掘りできました
相変わらずビットの切れ味は悪いけど
木口テープを側面に貼る
合板の切断面がそのままでは見苦しいので「木口テープ」を貼ることにします。(完成後に見えるとこだけ)
ほどほどに接着剤が乾いたら裏のテープをはがしながら貼り付け、圧着します
思った以上に凸凹が表面に出る(汗
綺麗にカンナがけしとけば良かった。
さて、はみ出した部分を落とすわけですが、
とある職人さんの動画を見て真似てカッターで落とすことに
これがうまくいきません!
刃を押し付けるようにたわませ、まっすぐ動かせば大丈夫なような気がしてましたが・・・結果は失敗。
刃が離れてしまう。結果、波波な感じに。
それならばとちょっと角度をつけて強めに押し付けたら母材を切りました。orz
塗装、剥げました。
片刃だったら良かったのかな・・・
両刃だったからな・・・
ちなみに世の中には「木口テープカッター」という専門道具があるそうです。
その名も「かどっ子」。評判も良いようです。
ただちと高い。3千円とかしちゃう。
・・・自作することにしました。その辺はまた別記事で。
ちなみに「貼った後ヤスリで削る」なんて方法も聞いて試してみましたがオススメはしません。
下の粘着テープが嫌な感じで目立つだけです。
それを剥がすのも面倒。
本来はカッターで余剰分を落とした後、面取りするために軽くかけるもの。
大まかに切って削り取れば・・・というのは考えが甘かった。
キリがないのと、ダメな状態なのに求め過ぎるとろくな結果にならないのでここで断念。
次の工程へ。
いざ組み立て工程へ
まずは底板と側板を合わせてビス留めしていきます。
元が「ダボ継ぎ」だったので検討しましたが、難しそうなので今回はやめておきます。
木工用ボンドとビス留めで固定します。
コーナークランプとか直角に保持できる治具がないので、
たまたま持ってたL字金具を利用して固定。
背板を止める時点で箱の直角が決まるので微調整しつつ固定、いい感じ
あとは今回の構造上、床板の荷重を支える意味もある付け台輪?、台輪前板?の部分を組み付け。
あまり見えない部分ではあるものの、一応ここはスリムビスを打ちました
次は引き出し製作とスライドレールの設置です。
続きます
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